コミュニケーション力を高める方法



「コミュニケーションを円滑にするための10の要諦」
人間関係を円滑に保つには基本的なルールがあります。しかし、この基本が意外とできていない人が多く、自ら人間関係の破綻要因を作ってしまうケースをよく見かけます。以下、基本10項目をあらためて見直し、解説を加えます。
まず第1に「他人の悪口を話さない」ということです。
人間には誰しも欠点があります。長所よりも欠点の方が目に付き易いとも言えます。しかし、その人の欠点を本人以外の人に話した場合、それは悪口になります。得てして悪口を言った内容は何らかのルートを経由して必ずと言っていいほど本人の耳に入ってしまうから不思議です。それを聞いた本人は発信元であるあなたに対し、猛烈な嫌悪感と憎悪を抱いてしまいます。心で思うのは無論自由ですが他人の欠点を絶対に第三者に話してはいけません。あなたが本人を目の前にして言うのであればそれは悪口でなく、指摘になります。ですから軽はずみに他人の悪口を言わないように心掛けてください。災いはすべて口から出ることを銘記しましょう。
第2に「他人の秘密を漏らさない」ことです。
Aさんはあなたを信じて自分の秘密を語ってくれました。ところが、どこからか、その秘密の話が巡り巡ってAさん本人の耳に入ります。あなたは秘密を漏らした第三者にこのように言ったでしょう。「絶対に言うなよ。秘密だぞ」と。このフレーズは何回も循環します。つまり秘密は秘密として扱われないまま流布します。こうして、いつしか最悪の状態となります。出所はあなた以外にはありません。その瞬間、今までAさんとの間に築かれた信頼関係は木っ端微塵に吹っ飛びます。ですから絶対にその方の秘密を第三者に語っていけません。あなただけの心に留めておいてください。
第3に「無愛想は敵、挨拶をきちっと」ということです。
社内でも時々、無愛想な上司を見かけます。たとえば部下が上司であるあなたに電話で報告してきたとします。「お、何だ? 今、忙しいから早くしろ!」といったフレーズをよく耳にします。用があるからあなたに電話しているのです。無愛想に扱ってはいけません。まずは「ご苦労さん」と明るく声を掛けてください。電話の声は最も大事です。出た時の第一声は特に大事です。部下はその内容がクレームにせよ、良い報告にせよ、あなたに伝えたくて掛けてきているのです。絶対にぞんざいな対応をしてはいけません。親愛の情をこめ、普段より少し高めのトーンで応えてあげることです。
また、朝の出社時に「おはよう」と明るく挨拶をしてください。部下が帰ってきたら「ご苦労さん、疲れただろう」とねぎらいの声を掛けるのです。日常的な、ちょっとした明るい振舞の積み重ねが人間関係を円滑にしていく源泉であることを理解してください。
さて、あなたは相手の方と更なる人間関係を深めたいと思うようになりました。しかし仕事上の付き合いだけでは人間関係を深めることはできません。ではどうしたら良いのか? それは一歩、踏み込んだ会話を心掛けることです。つまり・・・
第4、「相手の関心のあることを聞き出す」ことです。
誰にでも仕事以外で興味のあることを持っています。趣味であれば無論ですが、趣味とまではいかなくとも1つや2つ、何かに興味を持っています。そうした内容をあなたが知ってあげるだけで急速に人間関係は深まります。まずは知ってあげることが大事です。相手の方は目を輝かせ、自分の関心のある事柄を語るでしょう。それをじっくり聞いてあげるだけで、もうあなたは相手の方の大いなる同志になります。
相手の方の関心事を知ると同時に、今度はあなたが・・・
第5、「自分をさらけ出す」ことが肝要です。
あなたにも趣味や関心事はあります。それを今度は相手の方に知ってもらうのです。どうして、そうした趣味を始めたのか、何が面白くてやっているのか、相手に聞いたことを今度は自分がしゃべるのです。先ほどの第四の逆を行きます。更にある程度親しくなってきたら自分の秘密を語ってください。「こんな大事なことを俺に教えてくれた」ということで相手の方は更に胸襟を開いてくれます。
第6に、「人に好かれなければならないという考え方を捨てる」ことです。
最近、うつ病が増えています。人間関係を破綻させることから精神的病に至るケースが多くなっています。その原因の大半が自分をよく見せる姿勢にあると言われています。必要以上に神経質になってしまい、常に自分をいい子にしようとします。そしてそのことが達成できない時、その裏返しとしてうつ病になってしまうそうです。自分が相手の目にどう映っているかを考えることを止めた瞬間から気が楽になります。自分が楽な状態でいることも人間関係を円滑にするための秘訣です。もし、読者の中で身に覚えのある方がいましたら是非、実践してみてください。
第7に、「本音で接すること」です。
まだ人間関係ができていないうちは、双方共にどこかで言葉を選び、ある程度、距離を置いて接しています。しかし、これではいつまで経っても本当の付き合いはできません。誤解してはならないのは、人間関係の円滑化を図ることはおべっかを使うことではないということです。良好な関係ができたと思ったら次は本音で自分の考え方を語ることです。あなたが気付く相手の問題点を言ってあげることも時には大事です。また、社内であれば、常々考えていたあなた自身の改善案を包み隠さず語るべきです。「そんなこと言ったら嫌われる」と思う方もいるでしょう。全く心配はいりません。そして相手の意見を聞くのです。もう歯に衣を着させて語る段階は超えているのですから本音と本音の語らいを心掛けてください。
第8に「感謝の言葉を発する」ことです。
「ありがとう」と素直に表現できることが大事です。好ましくない上司像の典型の一つは「ありがとう」と言えない上司だとも言われています。「いつもありがとう、感謝しているよ」部下であっても同僚であっても感謝の心を言葉に出して表現してください。感謝の言葉を聞いて嫌な思いをする人は1人もいません。これは家族でも同様です。感謝の表現はまさに人間関係の潤滑油です。忘れないでください。
第9に「間違ったら謝ること」です。
「申し訳ない」「すまなかった」と言える心が大事です。立場が上になればなるほど謝ることが出来なくなります。部下に対して謝ることはプライドが許さなくなります。しかし、それは違います。あなたが間違っていた場合は立場に関係なく謝ることです。こうした素直な心が人間関係を円滑にしてくれることを銘記してください。
最後に第10として「褒めること」を挙げておきます。
叱られて嫌な思いをすることは多々あります。しかし、褒められて気分を害する人はいません。人間は誰しも自分のことを認めて貰いたいものです。しかし、たとえ友達関係にあっても、あまり褒められることはありません。健全な人間関係とは認め合う心とも言えるでしょう。理解・尊敬の相互関係とも言えます。前述した通り、他人の欠点は実によく見えますが長所はなかなか分からないものです。また、褒めるに値することが見つからないかも知れません。しかし、褒める材料を探す視点を持ち続けて行くと多くの褒めるポイントが出てくるから不思議です。褒め、褒められる関係が作られた時、素晴らしい人間関係が築けるのです(カンパニータンク誌より抜粋)

「コミュニケーション円滑化10の要諦」

人間関係を円滑に保つには基本的なルールがあります。しかし、この基本が意外とできていない人が多く、自ら人間関係の破綻要因を作ってしまうケースをよく見かけます。以下、基本10項目をあらためて見直し、解説を加えます。


まず第1に「他人の悪口を話さない」ということです。

人間には誰しも欠点があります。長所よりも欠点の方が目に付き易いとも言えます。しかし、その人の欠点を本人以外の人に話した場合、それは悪口になります。得てして悪口を言った内容は何らかのルートを経由して必ずと言っていいほど本人の耳に入ってしまうから不思議です。それを聞いた本人は発信元であるあなたに対し、猛烈な嫌悪感と憎悪を抱いてしまいます。心で思うのは無論自由ですが他人の欠点を絶対に第三者に話してはいけません。あなたが本人を目の前にして言うのであればそれは悪口でなく、指摘になります。ですから軽はずみに他人の悪口を言わないように心掛けてください。災いはすべて口から出ることを銘記しましょう。


第2に「他人の秘密を漏らさない」ことです。

Aさんはあなたを信じて自分の秘密を語ってくれました。ところが、どこからか、その秘密の話が巡り巡ってAさん本人の耳に入ります。あなたは秘密を漏らした第三者にこのように言ったでしょう。「絶対に言うなよ。秘密だぞ」と。このフレーズは何回も循環します。つまり秘密は秘密として扱われないまま流布します。こうして、いつしか最悪の状態となります。出所はあなた以外にはありません。その瞬間、今までAさんとの間に築かれた信頼関係は木っ端微塵に吹っ飛びます。ですから絶対にその方の秘密を第三者に語っていけません。あなただけの心に留めておいてください。


第3に「無愛想は敵」ということです。

社内でも時々、無愛想な上司を見かけます。たとえば部下が上司であるあなたに電話で報告してきたとします。「お、何だ? 今、忙しいから早くしろ!」といったフレーズをよく耳にします。用があるからあなたに電話しているのです。無愛想に扱ってはいけません。まずは「ご苦労さん」と明るく声を掛けてください。電話の声は最も大事です。出た時の第一声は特に大事です。部下はその内容がクレームにせよ、良い報告にせよ、あなたに伝えたくて掛けてきているのです。絶対にぞんざいな対応をしてはいけません。親愛の情をこめ、普段より少し高めのトーンで応えてあげることです。

また、朝の出社時に「おはよう」と明るく挨拶をしてください。部下が帰ってきたら「ご苦労さん、疲れただろう」とねぎらいの声を掛けるのです。日常的な、ちょっとした明るい振舞の積み重ねが人間関係を円滑にしていく源泉であることを理解してください。


さて、あなたは相手の方と更なる人間関係を深めたいと思うようになりました。しかし仕事上の付き合いだけでは人間関係を深めることはできません。ではどうしたら良いのか? それは一歩、踏み込んだ会話を心掛けることです。つまり・・・


第4、「相手の関心のあることを聞き出す」ことです。

誰にでも仕事以外で興味のあることを持っています。趣味であれば無論ですが、趣味とまではいかなくとも1つや2つ、何かに興味を持っています。そうした内容をあなたが知ってあげるだけで急速に人間関係は深まります。まずは知ってあげることが大事です。相手の方は目を輝かせ、自分の関心のある事柄を語るでしょう。それをじっくり聞いてあげるだけで、もうあなたは相手の方の大いなる同志になります。

相手の方の関心事を知ると同時に、今度はあなたが・・・第5、「自分をさらけ出す」ことが肝要です。

あなたにも趣味や関心事はあります。それを今度は相手の方に知ってもらうのです。どうして、そうした趣味を始めたのか、何が面白くてやっているのか、相手に聞いたことを今度は自分がしゃべるのです。先ほどの第四の逆を行きます。更にある程度親しくなってきたら自分の秘密を語ってください。「こんな大事なことを俺に教えてくれた」ということで相手の方は更に胸襟を開いてくれます。


第6に、「人に好かれなければならないという考え方を捨てる」ことです。

最近、うつ病が増えています。人間関係を破綻させることから精神的病に至るケースが多くなっています。その原因の大半が自分をよく見せる姿勢にあると言われています。必要以上に神経質になってしまい、常に自分をいい子にしようとします。そしてそのことが達成できない時、その裏返しとしてうつ病になってしまうそうです。自分が相手の目にどう映っているかを考えることを止めた瞬間から気が楽になります。自分が楽な状態でいることも人間関係を円滑にするための秘訣です。もし、読者の中で身に覚えのある方がいましたら是非、実践してみてください。


第7に、「本音で接すること」です。

まだ人間関係ができていないうちは、双方共にどこかで言葉を選び、ある程度、距離を置いて接しています。しかし、これではいつまで経っても本当の付き合いはできません。誤解してはならないのは、人間関係の円滑化を図ることはおべっかを使うことではないということです。良好な関係ができたと思ったら次は本音で自分の考え方を語ることです。あなたが気付く相手の問題点を言ってあげることも時には大事です。また、社内であれば、常々考えていたあなた自身の改善案を包み隠さず語るべきです。「そんなこと言ったら嫌われる」と思う方もいるでしょう。全く心配はいりません。そして相手の意見を聞くのです。もう歯に衣を着させて語る段階は超えているのですから本音と本音の語らいを心掛けてください。


第8に「感謝の言葉を発する」ことです。

「ありがとう」と素直に表現できることが大事です。好ましくない上司像の典型の一つは「ありがとう」と言えない上司だとも言われています。「いつもありがとう、感謝しているよ」部下であっても同僚であっても感謝の心を言葉に出して表現してください。感謝の言葉を聞いて嫌な思いをする人は1人もいません。これは家族でも同様です。感謝の表現はまさに人間関係の潤滑油です。忘れないでください。


第9に「間違ったら謝ること」です。

「申し訳ない」「すまなかった」と言える心が大事です。立場が上になればなるほど謝ることが出来なくなります。部下に対して謝ることはプライドが許さなくなります。しかし、それは違います。あなたが間違っていた場合は立場に関係なく謝ることです。こうした素直な心が人間関係を円滑にしてくれることを銘記してください。


最後に第10として「褒めること」を挙げておきます。

叱られて嫌な思いをすることは多々あります。しかし、褒められて気分を害する人はいません。人間は誰しも自分のことを認めて貰いたいものです。しかし、たとえ友達関係にあっても、あまり褒められることはありません。健全な人間関係とは認め合う心とも言えるでしょう。理解・尊敬の相互関係とも言えます。前述した通り、他人の欠点は実によく見えますが長所はなかなか分からないものです。また、褒めるに値することが見つからないかも知れません。しかし、褒める材料を探す視点を持ち続けて行くと多くの褒めるポイントが出てくるから不思議です。褒め、褒められる関係が作られた時、素晴らしい人間関係が築けるのです(カンパニータンク誌より抜粋)



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